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2002.05.31,00:42

起動方法 曲の読込方法 曲の再生方法 操作法 音色 PatternEditor 曲の保存方法

Impulse Tracker Manual

Tutorial


MODを作ってみたいけど,なんだかよくわからない
ってな人のための,易しいImpulse Tracker(以後IT)の使い方講座です

ITを起動中でも,Alt+Tabでフォーカスを移せるので,
読みながら動かしてみて下さい.
なるべく丁寧に解説していくつもりですが,
習うより慣れろです,自分でも色々試してみて下さい.
すぐに使えるようになると思います.


起動方法

まずは,ITが起動しないことには始まりません.
ITはDOSのUSモードで動くので,Windowsから起動する場合は
IT.exeを右クリックして,プロパティを開いて

「プログラム|プログラム終了時にウィンドウを閉じる」をチェック.
「プログラム|バッチファイル」のDOSIMEをUSに書き換える.
「メモリ」は全部自動.
「スクリーン|フルスクリーン表示」を選択.
「その他|スクリーンセーバーを使う」のチェックをはずす.
「その他|他のプログラムの優先度」を低.

に設定します.
そうしたら,OKを押して,IT.EXEをダブルクリックして起動して下さい.
私の環境では,これで問題なく動きます.
(わかってる人は,自分の好みに合わせて下さい)

ITのロゴとともにSound Card Setupが表示されれば成功です.
ここで,サウンドカードが認識されていないようなら
あなたのサウンドカードに対応したドライバがないのかもしれません.
詳しくはDrivers.docを参照してみて下さい

また,Windows上では無理かもしれませんが,
PC Speakerに対応しているので,サウンドカードがなくても使えます.
オプションは/S5です.
こちらも,詳しくはIT.docを参照して下さい.

一応書いておきますが
DOSから起動する場合は,USを実行してから
IT.EXEを実行して下さい.
ただし,コンベンショナルメモリが500kB以上必要なので
もし足りない場合は,何らかの方法で確保して下さい.
サウンドドライバにもよりますが530kBあれば,ほぼ確実に動きます.
ただし,動くだけです.
編集などを行う場合は,もう少し余裕があった方がいいでしょう.

やり方は,そういうホームページがあるでしょうから譲ります,

とりあえず,config.sysの先頭にDOS=HIGH,USB,AUTOとか書いてやって
DEVICEHIGHを使ってれば,600kB弱は確保できると思います.
サウンドドライバがメモリ不足で読み込めない場合は,
古いバージョンのドライバを使うのも手です.

ちなみに,もしUSモードで起動するのを忘れて
日本語モードで起動してしまった場合は画面がちゃんと表示されません.
このときは,落ち着いて
リターン,CTRL+Q,リターン
の順に押しましょう.終了できます.


曲の読込方法

次に,サンプル曲を読み込んでみます.

F9を押して,Load Moduleに移動して下さい.
ITでは,曲のことをModule(モジュール)といいます.
ここは,ファイラー形式で,ドライブ,フォルダ(ディレクトリ)の移動が
簡単に出来るようになっています.
ITの入っているフォルダには,サンプル曲がいくつかあるはずなので
まず,そのフォルダに移動してみましょう.

すると,左側にロード出来る曲とそのタイトルが表示されます.
デフォルトの色設定(camouflage)では,
白がIT形式の曲,黄色がXM,S3M形式の曲,茶色がMOD形式の曲
(MTM,669形式は手元にないんで,何色かわかりません)
というように,色分けされています.
IT形式以外のものは,他のTracker(トラッカー)で作成された曲ですが,
読み込むことが出来ます.

読み込みたい曲にカーソルをあわせて,リターンを押して下さい.
画面左上に曲名(Song name)と,ファイル名(File name)が
表示されていれば成功です.
何らかのエラーがでた場合は,ファイルが壊れているのかもしれません.
別の曲で試してみて下さい.


曲の再生方法

さぁ,いよいよ再生です.
F5を押して下さい.
Play Informationに移動して,曲が再生されましたね.

F5は,Play Informationに移動して,曲が再生されていなければ,
曲を最初から再生するというものです.
既に再生中の場合は,移動するだけです.

では,Ctrl+F5を押して下さい.
(Ctrl+とはCtrlを押しながらという意味です.他にもAlt+,Shift+などがあります)
曲が最初から再生されましたね.
こちらは,ただ単純に,曲を最初から再生します.

ひとしきり聴いたら,今度は曲の再生を止めましょう.
F8を押して下さい.
音楽が鳴り止みましたね.


操作法

ITは,非常に親切なので,簡単なヘルプがついています.
F1キーを押して下さい.
何処でも,現在,使えるキー操作を確認することが出来ます.
カーソルの上下キーでスクロールします.

しかし,当たり前ですが,全て英語で書かれているので,少しわかりにくいです.
そこで,よく使いそうなキーを選んで簡単に解説していきます.

わかると思いますが,ヘルプから抜けるのは,
リターン,ESC,マウスでDoneをクリック,他のメニューに移行です.

         
Global Keys
何処でも使えるキーです.

F1
ヘルプです.
Help

F2
パターンエディタです.
基本的には,ここで曲を打ち込むことになります.
Pattern Editor

F2|F2
パターンエディタのオプションです.
パターン入力の際の設定を変えます.
Pattern Editor Options

F3
曲中で使用するSample(音色)のリストです.
Sampleの設定を変えたり,実際に鳴らしたり出来ます
Sample List

F4
曲中で使用するInstrument(音色)のリストです.
Instrumentの設定を変えたり,実際に鳴らしたり出来ます
Instrument List

F5
現在演奏されている曲の情報を表示します.
なにも演奏されていない場合は,演奏を開始します.
Play Information

CTRL+F5
曲を先頭から演奏します.
Play Song

SHIFT+F5
音源ドライバの設定画面になります.
Driver

F6
カレントパターンを繰り返し演奏します.
カレントパターンは,左上にPatternで表示されています.
Play current pattern

F7
カーソルの位置から演奏します.
カーソルの位置,左上にPattern,Rowで表示されています.
Play from current row

F8
演奏を停止します.
Stop Playback

F9
曲をロードします.
カーソルの位置,左上にPattern,Rowで表示されています.
Load Module

F9
曲にメッセージを含めます.
リターンキーで入力開始です.
もちろん漢字は使えません.
Message Editor

F10
曲をセーブします.
セーブ形式を変えることもできます.
Save Module

F11
パターンの再生順を決めます.
この順番で,パターンが再生されていきます.
チャンネルごとの,初期パンやボリュームを設定できます.
F11を押すごとにパンとボリュームが切り替わります.
Order List and Panning/Channel Volumes

F12
曲名やテンポ(初期値),ボリュームなどの設定をします.
Song Variables & Directory Configuration

CTRL+F12
画面の色の設定を行います.
設定済みの中ではカモフラージュ(camouflage)が
一番まともだと思います.
Palette Configuration

[ (@)
曲全体の再生ボリューム下げます.
日本語キーボードでは@です.
Decrease global volume

] ([)
曲全体の再生ボリューム上げます.
日本語キーボードでは[です.
Increase global volume

{ (`)
曲全体の再生テンポを下げます.
日本語キーボードでは`(SHIFT+@)です.
Decrease playback speed

} ({)
曲全体の再生テンポを上げます.
日本語キーボードでは{(SHIFT+[)です.
Increase playback speed

Alt+F1〜F8
チャンネル1〜8の演奏マスクをon/offします.
Toggle channels 1->8

CTRL+M
マウスカーソルの表示/非表示を切り替えます.
Toggle mouse cursor

CTRL+N
新しい曲を作成します.
現在の音色やパターンなどを引き継ぐこともできます.
New Song

CTRL+Q
ITを終了します.
Quit to DOS

CTRL+S
曲を上書き保存します.
Save current song


音色

音色に関する説明です.
ITでは,SampleとInstrumentの2種類がありますが
ここでは,簡単に説明するだけにしておきます.

Sample(サンプル)
まず,音色の元になるSampleを用意する必要があります.
Windowsの場合は,*.wavが最もお手軽でしょう.
検索で*.wavを探してみると,いくつか引っかかると思います.
これを適当なフォルダにコピーして使ってやればいいです.
とりあえず,使い方がわかればいいので,何か音が鳴れば何でもいいです.

自分のマシンにはろくなSampleがないという人は,
ITに付属しているサンプル曲から抜き取ることもできます.

まず,ITを立ち上げて,Sample List(F3)にいきます.
左側の枠の中でリターンを押すとLoad Sampleになるので
そこで,自分の使いたいSampleにカーソルをあわせてリターンを押してやれば
そのSampleをロードすることが出来ます.

このとき,白で表示されているものが使用可能なSampleです.
また,Libraryと表示されている場合は,いくつかのSampleがまとまっているので
さらにその中から,気に入ったものを選んで下さい.
大体の場合は,既存の曲の中から使われている音色を抜き取ることになります.
このときは,著作権などに注意して下さい.
自分の曲で使う場合は,せめて,何処から抜いたかは
わかるようにしておいた方がいいでしょう.

これで,音色は確保できました.
とりあえず,ちゃんと鳴るか試してみましょう.

Sample List(F3)では,キーボードを鍵盤代わりに使えます.
対応関係は,ZがOctave(上に表示されている)のドの相当して
あとはピアノの鍵盤の配列です.
同様にQがOctave+1のドに相当しています.

ここでは,Qを押してみましょう.
初期状態では,Octaveは4のはずですからOctave5のド(C5)が鳴るはずです.
ITでは,C5が音の中心になっているので,
この音の時に,Sample本来の音が鳴るはずです.

ちなみに,このOctaveは,テンキーの/と*で上下させられます.

音が鳴ることが確かめられたら,次は,Instrumentモードにです.
こちらの方がよりきめの細かい設定が出来ます.
その分,ちょっと大変になりますが….
FM音源やPSG音源などで,エンベロープの設定をしたことのある人は
さっさとこのInstrumentに移行することをおすすめしますが,
MIDIで適当に打ち込んだことしかない,というような人は,
ひとまず読み飛ばして,次に進んでしまってもかまいません.

Instrument(インストゥルメント)
さて,Sampleモードで適当に音色を定義してしまいましたが
ここから,Instrumentモードに移るのは簡単です.
Song Variables(F12)でcontrolをSamplesからInstrumentsに変更するだけです.
すると,Initialise Instruments?と聞かれるので,OKを選びます.
これで,さっき設定したSampleを元にInsturumentを初期化してくれます.

とりあえず,音を鳴らしてみましょう.
これは,Sampleのときと一緒です.

新しいSampleをInstrumentに追加する場合は,他の曲のInstrumetを抜き取る方法と
Sampleから生成する方法があります.
前述の方法は,Instrument List(F4)の左側のリストでリターンを押して
既存の曲中のInstrumentを選択すれば,リターンで抜き取れます.
後述の方法は,Sample List(F3)で,Sampleを選択したのと同じようにしてやると
Create host instrument?と聞かれるのでOKを選びます.
すると,それを元に,Instrumentを初期化してくれます.


Pattern Editor説明

さぁ,音色が用意できたら後はガンガン打ち込むだけです.
では,まずFieldについて説明しておきます.
F2を押してPattern Editorに移動して下さい.
表のようなものが表示されていると思います.

  + Channel 01 -+ Channel 02 -+ Chann
00|--- -- -- .00|--- -- -- .00|--- --
01|--- -- -- .00|--- -- -- .00|--- --
02|--- -- -- .00|--- -- -- .00|--- --
03|--- -- -- .00|--- -- -- .00|--- --
             ^^^Effect column
          ^^Volume(Panning) column
       ^^Sample(Instrument) column
   ^^^Note column
^^Row No.
とりあえず,何かを打ってみましょう.
Ctrl+上下で,さっき作成したSample(Instrument)を選択します.
現在のSample(Instrument)は,画面右上に表示されています.
次に,Octaveを5にします.
これは,Num(テンキー)の/と*で変更できます.
ここまで出来たら,カーソルをChannel 01のRow 00に移動して下さい.
ちゃんと,Note columnの先頭にいますか?
わからない場合は,Homeを3回ほど押してみて下さい.
では,音を入力します.
Zを押してみて下さい.音が鳴り,何か入力されましたね.
Sample(Instrument)が01ならば,以下のようになるはずです.

  + Channel 01 -+ Channel 02 -+ Chann
00|C-5 01 -- .00|--- -- -- .00|--- --
01|--- -- -- .00|--- -- -- .00|--- --
ここで,Cはドを表します.
ドレミファソラシはCDEFGABに対応しています.
次の-はブランクです.#の場合は,ここが+になります.
5はOctaveを表しています.
ここまでが,Noteの部分です.
次は,Sample(Instrument)の番号が入ります.
そのあとは,Volumeの値ですが,ここでは--になっています.
デフォルトが,そのまま使われることになります.
最後はEffectですが,今回は扱わないので,放っておきます.
ついでに,鍵盤(Keybord)とキーボードの対応を書いておきます.

   C# D#    F# G# A#    C# D#    F# G# A#    C# D#
| | || | | | || || | | | || | | | || || | | | || | |
| | || | | | || || | | | || | | | || || | | | || | |
| |S||D| | |G||H||J| | |2||3| | |5||6||7| | |9||0| |
| ++++++ | +++++++++ | ++++++ | +++++++++ | ++++++ |
| Z| X| C| V| B| N| M| Q| W| E| R| T| Y| U| I| O| P|
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+
  C  D  E  F  G  A  B  C  D  E  F  G  A  B  C  D  E
ちょっと見にくいですが,我慢して下さい.
現在のOctaveのドがZに対応しています.

一応,打ち込めたので,演奏させてみましょう.
F6を押して下さい.F6は,現在のPatternを繰り返し演奏します.
今,入力したものを,繰り返し演奏してますね.
では,F8で停止して下さい.
このままでは,F5で普通に演奏することが出来ません.
そこで,F11を押してOrder List and Panning/Channel Volumesに移動します.
ここで,Order Listを入力します.
先ほど入力した,データのPattern番号をチェックします.
左上を見て下さい,何もしていなければ000/000になっているはずです.
このPattern番号を,Order List(画面左側)の000に入力します.
これで,F5でも演奏されるようになったはずです.

では,テンポを変えてみましょう.
F12を押してSong Variables & Directory Configurationに
移動して下さい.
Initial Tempoの値を変更します.
個人的に好みな144とかにしたとすれば,
1分間に4分音符が144回演奏されます.

では,ITで4分音符を入力するには,どうすればいいのでしょうか.
ここでは,細かいことは抜きにして,4分音符の間隔で,
音を鳴らすことを考えてみます.

Initial Speedの値を24に設定して下さい.
この場合,ChannelのRowを全て何らかの音で埋めてやれば,
4分音符の間隔で発音されます.

この状態で,Initial Speedを12に変えてみて下さい.
8分音符の間隔で発音されるようになります.
次に,ChannelのRowをの音を一つ置きに入力してみて下さい.
全て埋まってる場合は,「.」(ピリオド)で,一つ置きに消せばいいです.
すると,Initial Speedの値を24にしたときと同じように,
4分音符の間隔で発音されます.


曲の保存方法

最後に,作成した曲の保存方法を説明しておきます.
F10で,Save Moduleに移動して下さい.
あとは,最下部に,ファイルネームを入力してリターンキーを押すだけです.
右側に,IT214,S3M,IT2XXというボタンがありますが,
作成中はIT214にしておいて問題ないと思います.
ただし,他のプレイヤで聴く場合には,IT2xxをおすすめします.
IT214は,プレイヤが対応していないことが多いので,
再生されない可能性があります.
配布するときなどは気をつけて下さい.

これで,曲を作るのに必要な操作は,一通り説明できたと思います.
ただし,これだけでは,ITの能力を全く引き出せません.
今回は,とりあえず,音を鳴らすというのが目的だったので,
細かいことには,あまりつっこんでいませんが,
今後は,非公式Manualの方に詳細やテクニックのようなことを,
書いていく予定なので,そちらを参考にして下さい.



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